私が尊敬する人
私が尊敬する先生が二人居ます。一人は愛着障害の第一人者である、米澤好史先生。
和歌山大学教育学部の教授で、臨床発達心理学、実践教育心理学が専門です。
毎月、米澤先生のスーパーバイズ（指導）を受けています。
私は個人経営のカウンセラーなので、どうしても一人で問題を抱えやすい環境で働いています。
煮詰まりすぎないようにという目的と、スキルアップのためには
良き指導者を見つけることは必須かもしれません。
米澤先生が掲げる愛着理論は実践的、かつ、実際の現場で培った経験の結晶です。
私にいつも「支援はどんな心理療法を行うかが重要なのではない。関係性が第一だ。関係性が良ければ支援は入り、関係性が悪ければどんな支援も入らない」と教えてくれます。
そして、私が失敗したときや挫折しそうな時はいつも励ましてくれます。
道に迷った時は私があるべき道に引き戻してくれます。
私が、お客様の強さを垣間見た際に感動していると
米澤先生も一緒に喜び、人の強さについて感動してくださいます。
私がカウンセリングの訓練を開始した当初から感じていた「カウンセリングは関係性が全てなんだ」という感覚を裏付けてくれます。
私の経験で身につけた理論や感覚と、米澤先生の愛着理論を融合して行っているのが現在のカウンセリングスタイルです。
もう一人、尊敬する先生が鈴木孝信先生です。
鈴木先生は日本で唯一のブレインスポッティング（以下BSP）トレーナーです。
（BSPとは…脳神経学的裏付けを持つトラウマ治療の技法です）
BSPの開発者であるDavid Grand博士から直接技法を教わり、現在も友人関係であるそうです。
鈴木先生の考える理論、BSPの基礎理念として「安心感の中で行うこと」「不確実性原理」を研修の中で何度も教えて頂きました。
鈴木先生もDavid Grand博士も、米澤先生同様「技法よりも関係性だ」とおっしゃっています。
鈴木先生はとても温かい方で、私がデモンストレーションでBSPを体験した際には
一緒に涙を流して下さいました。
鈴木先生のBSPを受けた経験は宝物です。
11/10(日)に行われた拡大版のBSP勉強会では事例発表の機会も頂き、
「信頼関係が第一」という例を発表できた事嬉しく思います。
貴重な機会を下さった鈴木先生と、事例発表に承諾して下さったお客様に感謝申し上げます。
米澤先生も鈴木先生も、謙虚で温かく、しかし信念は強く厳しさも持ち合わせている方です。
お二人とも、私をセラピストとして認め、受け入れてくれます。
私が受け取ったものは、いつかお客様に還元出来るようにまた明日から頑張ろう！と思えるのです。
2024年11月11日 17:20
