境界性パーソナリティ障害(BPD)とは
境界性パーソナリティ障害(BPD)とは、対人関係の困難さ、希死念慮や自傷行為へ走る衝動性、自己像の不安定さ、気分の変動の激しさなどを伴うパーソナリティ障害です。境界性パーソナリティ障害の方は、見捨てられる事に対しての異常な恐怖感を抱いており、
自分を救ってくれる人、助けてくれる人へ気に入られるように死に物狂いの努力をします。
「この人は素晴らしい人だ!」「私を助けてくれる特別な人」
と高く理想化し、自分の要求に応えなかったり見捨てる素振りを察知すると
豹変したように相手を徹底的に攻撃する「こき下ろし」を行います。
このように
理想化→こき下ろし、怒りの爆発を起こした後には急速に怒りが鎮火し、
「またやってしまった」という強烈な後悔、罪悪感、不安、自責から自傷行為を行う方もおります。