杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

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境界性パーソナリティ障害(BPD)

境界性パーソナリティ障害(BPD)とは

境界性パーソナリティ障害(BPD)とは、対人関係の困難さ、希死念慮や自傷行為へ走る衝動性、自己像の不安定さ、気分の変動の激しさなどを伴うパーソナリティ障害です。

境界性パーソナリティ障害の方は、見捨てられる事に対しての異常な恐怖感を抱いており、
自分を救ってくれる人、助けてくれる人へ気に入られるように死に物狂いの努力をします。

「この人は素晴らしい人だ!」「私を助けてくれる特別な人」
と高く理想化し、自分の要求に応えなかったり見捨てる素振りを察知すると
豹変したように相手を徹底的に攻撃する「こき下ろし」を行います。

このように
理想化→こき下ろし、怒りの爆発を起こした後には急速に怒りが鎮火し、
「またやってしまった」という強烈な後悔、罪悪感、不安、自責から自傷行為を行う方もおります。

診断基準

診断基準(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition[DSM-5])
境界性パーソナリティ障害の診断を下すには,患者に以下が認められる必要があります。



・不安定な対人関係,自己像,感情(すなわち,感情の調節不全),および顕著な衝動性の持続的なパターン

この持続的パターンは以下のうちの5つ以上により示される:

・見捨てられること(実際のものまたは想像上のもの)を避けるため必死で努力する

・不安定で激しい人間関係をもち,相手の理想化と低評価との間を揺れ動く

・不安定な自己像または自己感覚

・自らに害を及ぼしうる2領域以上での衝動性(例,安全ではない性行為,過食,向こう見ずな運転)

・反復的な自殺行動,自殺演技,もしくは自殺の脅しまたは自傷行為

・気分の急激な変化(通常は数時間しか続かず,数日以上続くことはまれ)

・持続的な空虚感

・不適切な強い怒りまたは怒りのコントロールに関する問題

・ストレスにより引き起こされる一時的な妄想性思考または重度の解離症状


また,症状は成人期早期までに始まっている必要があるが,青年期に生じることもある。