ADHD(注意欠如/多動症)
ADHDの主な症状は動きが多く落ち着きがない【多動】と
うっかりミスや集中力の持続が難しい【注意欠如】です。
また、衝動性を伴うことが多い発達障害です。
多動の症状
・そわそわと動き回ったり席を立とうとする
・椅子にじっと座っていることが苦手で、椅子を揺らしたり周りをきょろきょろ見渡したりする
・貧乏ゆすりのような動作をよく行う
・待つことが苦手
注意欠如の症状
・うっかり、ケアレスミスが多い
・遅刻、忘れ物が多い
・部屋の片づけが出来ない
・早とちりが多い
・読書が出来ない(すぐに気が散る)
これらは発達障害ではなくても誰もが経験したことのある症状かもしれません。
つまり、少しうっかりが多い、遅刻が多いからと言って簡単に「ADHD」と診断する事は出来ません。
子どもの頃から症状があり、現在も生活や仕事に支障があり、尚且つ他の疾患が原因ではない
という事を判断するための検査が必要です。(診断が出来るのは医師のみです)
発達障害に伴う悩み・二次障害
発達障害を抱える方の多くが生きづらさを感じながら生きています。
失敗体験が多く、子どもの頃から「なんで何回言っても出来ないの!」などと叱られる事が多いため、自信を持てない方が多いのです。
そのため、二次障害としてうつ病やアルコール依存症などに陥るケースもあります。
自信がないということは、自己肯定感が低いという事。
「何をやっても自分はだめなんだ…」と悩む当事者は孤独感を感じやすいことも特徴です。
カウンセリングでは何をするの?
発達障害の特性(脳の癖)を消すことは出来ません。
当カウンセリングルーム【杜の都カウンセリング&セラピィ紅葉】では、
発達障害の方が持つ生きづらさ、悩み、症状をひとつずつ緩和していく働きかけを行っていきます。
変えられるもの(環境、捉え方)と、変えられないもの(特性)を分けたり
変えられるものを整え、伸ばせる能力を伸ばしていくように
クライエントの歩調に合わせながらゆっくりとカウンセリングを進めていきます。
特性自体は変わらなくても、少しずつ捉え方が変わり
ストレスや怒り、衝動性への耐性を身につける事も可能です。
発達障害と既に診断されている方も、「自分は発達障害かもしれない」
とお悩みの方も一度ご相談下さい。
(必要であれば病院と連携しながら、薬物治療も併用しながらカウンセリングを行います。)
特性が消えてなくなるような魔法は存在しませんが
今よりもきっと心が軽くなるはずです。