発達障害は生まれつきだから一生治らないのか?
結論。私は、治る、もしくは特性である症状は軽減していくことが出来る、と考えています。
なぜそのような考えに至ったのかを長々と綴りますので
興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
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昨今、発達障害者(神経発達症)が急激に増えています。
自称発達障害者の方もいますが、発達障害とそうではない人(定型発達)との区別はどこでつけるのか。
医学的な診断基準を満たしていれば発達障害、満たしていなければ定型、もしくはグレーとされます。
しかし、これまで多くの方をカウンセリングをしてきて思うのは
誰しも、対面する相手やその時の環境によって発達特性のような症状が出るということです。
また、愛着障害も発達障害と似た症状が出ます。
発達障害の度合い×愛着障害の度合い=症状の強さ
このような理論を訴えていたのが、私の恩師である故・米澤好史先生です。
医学的な診断基準では、発達障害と愛着障害は同時に診断出来ないことになっていますが
確実に混在しているということも、現場で活動してきた米澤先生は強く訴えてきました。
結局は、現在抱えている困りごとの原因はなんなのか。
遺伝なのか、養育環境なのか。
もしくは別な要因も絡んでいるのか…?
原因がわからなければ治すことは出来ませんから、
発達障害当事者も、お子さんが発達障害であるという親御さんも
日々の生活を送るのが精いっぱいで希望などないと
感じておられるのではないかと思います。
米澤先生は、愛着を修復すれば発達障害の症状も軽減し、
診断基準から外れるほど
症状が消失する子も見て来たとおっしゃっています。
つまり、発達障害も治る可能性がある、ということです。
では、発達障害の症状すら修復していく愛着ってなんなのか?
愛着とは、人と人が繋がること。
共鳴することです。
その能力の源は脳であり、身体であり、臓器です。
それら全てのネットワークが連動して、
周囲の信号を感じて、笑顔を作り、時には悲しい顔をして、
認知して、感情を言葉にして、共感して、人と繋がることが出来ます。
脳と身体の神経発達の異常が発達障害であり、愛着障害であり、
様々な精神疾患や生きづらさを生んでいるのではないかと私は考えています。
赤ちゃんは抱っこされ、授乳され、目を合わせてニコっと親が笑う。
自分が泣くと、母親が来て心配そうな顔をする。
おむつを替える。
また笑顔で抱き寄せられて、「気持ちいいねぇ」と話しかけられる。
このような親、子の相互反応の繰り返しの中で
脳の神経は発達していきます。
そして「自分」と「他人」を知っていきます。
世界を知ります。
脳はとても柔軟で、可塑性(※1)があります。
※1 経験や学習、環境の変化に応じて、神経回路のネットワークを柔軟に変化させ、適応する能力
私がカウンセリングをするのは主に成人です。
カウンセラーになった初期に出会ったあるクライアントさんがきっかけで
「大人になってからでも、もう一度脳(脳神経)を育てることが出来れば治るのではないか?」と考えるようになりました。
実際にその理論に基づき、あらゆることを試した結果、症状はほぼ消失しました。
症状が出た時も、持続時間が激減したのです。
どこの病院に行っても、薬や注射を打っても治るどころか悪化し続けていた症状が、ほぼ消失したのです。
ある種の確信を得た私は、現在は脳と身体の繋がりについて学び続けているのですが
どのように治すのか、というのは現在も試行錯誤中です。
成人の支援法、治り方
子供の支援法、治り方
どちらも構造は同じですが、
限られたリソースをどのように使うのか?というところで
かなりの工夫が必要で、そこに苦戦することが多いです。
例えば、発達障害児が不登校になり、母親が主に支援する。
夫は非協力的で孤独。
発達障碍児への対応に疲弊し、母親にも症状が出始める。
このような悪循環に陥っている方が本当に多いな、と感じています。
このような環境だと、母親は子どもの支援、留守番のために仕事を減らし、収入も減る。
子供につきっきりだと疲弊する。外部に委託したくても経済的に厳しく、結局はワンオペになる。
このように、自ずとリソースは限られてきます。
発達障害も、愛着障害も、治る可能性を秘めているにも関わらず、
時間もお金も心身の余裕もなく手をつけられない方が多くいる。
というのが現状です。
「これをすれば絶対治る!」という方法には私も到達していないので
即解決することも即治すことも出来ませんが
自身の生きづらさやお子さんの特性で悩んでいる方は
ぜひ気軽にご相談頂ければと思っています。
2026年06月21日 09:35
