カウンセリングで私が大切にしていること
Googleの口コミに「分析されて怖かった」というご意見を頂きそう感じる方もおられるんだなと率直に受け止めています。
同時に、「ここは合わない」という経験を無駄にせずに
今後のカウンセリング選びや治療の役に立ち、クライエントさんが良い方向へ向かうことを心より願っています。
さて、今回は「合う、合わない」を事前に選別するために
私のカウンセリングがどのようなものなのかをお話ししようと思います。
初回カウンセリングは50/80/110分の中で、どれをお選びいただいたかでも話す内容は変わります。
私が大切にしているのは、心に寄り添うことは大前提として「少しでも何かを持ち帰ってもらいたい」ということです。
50分という限られた時間内でもクライエントさんから話を聞いて「じゃあ、次回説明するのでまた予約を取ってください」という感じで終えるのではなく、
悩みの主訴をお聞きし、問題の構造について知ってもらい今後の方針というか道筋を立てたいと思っています。
初回だから「ここまで」という枠は設けておらず、その時に出来る範囲内でベストな支援を心掛けています。
そのため、初回から心理療法を試すこともありますし、次回のカウンセリングまでの小さな宿題を出すこともあります。
(宿題というのは、「次のカウンセリングまでに何をどうして過ごせばいいかわからなくて不安」という方が多いので、「次回までに症状が出たら〇〇を意識してみて」という【指標】を設けて、より安心して次回までつながるようにというお守りのようなものです。)
カウンセリングルームはただひたすら話を聞くだけの場所ではなく、クライエントさんの抱える苦しい気持ちを減らしたり一緒に今後の道を模索したりする場所です。
癒しを求めて雑談したり、愚痴を聞いてほしいとカウンセリングに来て頂く方もおりますが、
内容は同じように見えても2つのタイプに分かれており、ひとつはとても有意義な時間となりますが、もう一方は非建設的な時間になりやすいです。
有意義な時間となるタイプの方は、私に対して安心感を持っており、私を「気持ちを楽にしてくれる対象」として信頼して素直でいられる方です。
非建設的な時間となるタイプの方は、受動的で、問題の原因を外部にあると考えるタイプの方です。
例えば、「夫、妻さえ変われば自分は幸せになれる」「親のせいで私はこうなったのだから、親を一生恨む」「夫、妻のせいで自分は不幸なので一生をもって償わせたい」
「どの職場も自分を理解しようとしない、人間はクズばかりだから自分は苦しい」「彼氏、彼女さえ出来れば幸せになれるのに」「お金持ちになったら幸せになれるのに」といった考え方です。
このようなタイプの方は、同じように雑談、カウンセリングをしているように見えても、見ている視点が異なります。
外部の問題点には敏感なのに、自身の問題点には無自覚/回避をしていたり
口では「変わりたい」と言っても行動を一切変えようとしない、などが起こります。
私は困っている方全員を治すことは出来ないし、万能ではありません。
治したい、変わりたいと望んでいるのにやり方がわからないだけという方に対しては
どんなに失敗しても、不器用でも、絶対に変わる力があると信じて最後まで支援します。
ある種の「変わる覚悟」を持っている方には全力で力を貸すことが出来ます。
しかし、いくら時間が経っても私を信頼してくれなかったり
人生を変えたいという動機を持てない方の場合は、私からの支援は逆効果になることさえあります。
そのため、出来るだけ早期のうちに私と合うのか合わないのかを選別して頂いたほうが
クライエントさんにとって、時間もお金も無駄にせずに済みます。
私のカウンセリングスタイルは、クライエントさんととにかく沢山喋りますし、意思疎通を何度も何度も繰り返します。
私が見えているクライエントさんの問題点の「構造」を伝えたほうが、より早くよくなると判断すれば専門的なことも積極的に伝えますし、その逆もあります。
構造について伝えることでマイナスが大きい場合は、カウンセリング卒業まで触れないこともあります。
私のカウンセリングが怖いと感じさせてしまった方にとっては、情報や熱量が多すぎたのだと思います。
しかし、このような口コミと同時期に次のようなご意見も頂きました。
「最初は完全受け身でした。でも、嫌がられるのを覚悟して敢えて踏み込んできてくれたおかげで今の【逃げない姿勢】に繋がっています」
カウンセリングで変化を起こすには「防衛」と「回避」が弱まること。
これらはどんなカウンセリングでも共通しています。
ですから私の所で合わなくても、相性のよいカウンセラーと出会い、結果的にその方の防衛と回避が弱まれば、快方に向かっていくはずです。
私のカウンセリングは愛着障害に特化していますので、防衛と回避を弱めるだけではなく
それ以上に喜びや安心感を感じてもらえるような関わりを多くします。
話が飛んでしまったので、まとめます。
・私は、なるべく最短ルートで合う合わないを選別してほしいと思っている。
・50/80/110分 どのカウンセリングでも、濃度がなるべく濃くなるように、出し惜しみはしない。
・かといって、伝えなくてもよいこと、深く傷つける関わりはしない。
・どんなに不器用でも、まとまっていなくても、自分の気持ちが理解できていなくても、上手に喋れなくても、「なんとかしたい」という覚悟を持っている方には私も全力で支援をすることができる。
・逆に、その人の症状の深刻度に関わらず「問題を外在化(他責)」している方の力にはなれない。
色々難しく書いてしまいましたが、誰にも理解してもらえない苦しさを抱えている方は
気軽にご相談して頂ければと思います。
2026年04月17日 13:13
