杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

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障害学生支援と就労移行に関する情報交換会について②

前回の記事の続きです。

この日講演して下さった、東京大学/近藤武夫先生のお話が大変興味深く、刺激的でした。

社会経験がなく、特性/生きづらさを抱える学生をどのように社会に送り出すのか。

就労移行についての東京大学の取り組みについてご紹介頂きました。
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/takeo_kondo_lab.html
詳しくはこちら↑

近藤先生のお話は、固定観念に縛られず「みんなの違いを生かして、協力して生きていけるならそれがいい」
「発達障害は【治すもの】ではない」という柔軟な価値観と信念の元
膨大な経験と知識の中からかいつまんで重要な部分をお伝えしてくれたのだなと感じました。


例えば、【超短時間雇用モデル】について。

これは、全ての業務を1から10まで一人でこなすのではなく、
スポット的に15分~1時間という短時間の作業を行う役割を与えることで
包括的な働き方が出来る、というものです。

現在、超短時間雇用を行っている自治体はまだまだ少ないのですが
今後もっと増えていくとよいなと切に願っています。

また、京都大学の先生から様々な「アイテム」をご紹介頂きました。
雑音だけをカットする耳栓、眼鏡のレンズにアンドロイドが埋め込まれた機器、
目の文章を指でタップすると耳元で読み上げしてくれる眼鏡型の機器、
姿勢保持が難しい人が楽な姿勢を取れるように補助するクッションや補助具、
バックライトがないペーパーライクなタブレット、など。

私も学生の時にこのようなアイテムがあったらもっと楽に過ごせただろうし、
このような開発がなされていることに希望を感じました。

私の息子も発達障害と学習障害がありますが、今後はこのアイテムにお世話になっていくのだろうと思います。


会の終わりに、近藤先生と個人的に少しお話をさせて頂きました。

超短時間雇用モデルの発想についての考えを伺い、
私は「家族システム」と似ていると感じました。

どうしても、心の拠り所や居場所が一か所に集中してしまうと
そこが壊れたときに全てが破綻するリスクが高くなります。

しかし、居場所を分散することで、そのリスクも低くなります。

職場、上司、も一か所に全精力を捧げてしまうと崩壊してしまうのなら分散すればよい。

「ちゃんとする」という根性論ではなくて「楽にして、成果を出す」こと。

これらの考え方は非常に合理的だと感じました。
もちろんそれがスムーズに運ぶわけではなく課題は数多くあるのですが
このような研究が成されていること、積極的に雇用しようとする企業が少しずつ増えていることには希望を感じます。

また、今回の仙台での会には参加者が100名近くになったそうで
私含め、「障碍者雇用についてなんとかしたい」と感じている方がこんなにもいるのだということにも嬉しかったです。

とても有意義な会をありがとうございました。
また来年も参加したいと思います。
2026年02月15日 10:25