杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

仙台の心理カウンセリング【紅葉】は、根本的な性格修正・認知修正を重視し、アダルトチルドレンのカウンセリングに特化しています。

うつ病のカウンセリングで取り入れること

”我を忘れる”
”無我夢中”


このような状態で何かに没頭した体験はありますか?

うつ病になりやすい方、現在うつを患っているという方は回避することが習慣化し
様々な活動に触れる機会が減っていきます。

回避は危険から身を守る正常な防衛反応なので短期的には役に立つかもしれません。
しかし、長期的に見るとうつを維持してしまう可能性があるので
結果的には目標(なりたい自分)に対して役に立っていない事が多いのです。

目標があるのなら、回避ではなく接近的な活動を増やしていく必要があり、
これはどんな疾患でも必ず通る道かもしれません。

活動の中でも「没頭体験」が気分を良くする効果が高いと言われています。

没頭している間は「我を忘れた状態」になります。
気づいたら数時間経っていた、集中している間は没頭して体験の中に一体化したような気分になった状態です。

皆さんも一度は何かに没頭した経験がおありなのではないでしょうか。
その時の感覚をご存知でしたら、似たような場面をイメージして没頭した時の感覚を思い出してみましょう。

慢性的なうつから自力で活動量を増やして没頭体験も見つけていくことは
なかなかハードルが高いという方は薬物療法と平行して
カウンセリングを受けることをおすすめします。

思考力、決断力も失われているような状態では、共に並走してくれる存在が必要だからです。

私としては、積極的な介入はあまりせずに傾聴のみというカウンセリングではなく
うつの方が取る行動(思考)パターンなどを熟知した上で活動量を増やし
認知の歪みの修正も促していくようなカウンセリングを受けることが出来たら
突破口になる可能性が高まると思います。

うつを発症していると決断を先延ばしにしたり、課題に取り組む事を嫌がる傾向も強いため
適切なタイミングでクライエントの状態を適切にフィードバックしたり
現在の行動はなりたい自分に近づいているのか問いかけ、一緒に考え、背中を押してくれるような
存在がいなければ変容に時間がかかりすぎて挫折する確率が上がるためです。

カウンセラーとの相性、うまく信頼関係が構築できるかどうかが肝心です。
まずはお試しでも良いので、気になるカウンセリングルームに実際に足を運んでから判断されるとよいと思います。
2023年09月30日 20:26