回避してしまう性格/カウンセリングに行きたくないと思う理由
カウンセリングでは”抵抗”がつきものです。「カウンセリングに行きたくないなぁ」と思うのもひとつの抵抗ですが
課題に取り組まない、核に触れる話題を避ける、活動ではなく回避を選択し続けるなど
抵抗は様々な形で現れます。
脳はなるべく予想範囲内に収めておきたい、元の状態を保っておきたいものなので
「これは大きく変化しそうだな」「ここから先は未知の世界だからエネルギーを沢山使うぞ」
「努力するのは疲れるし怖いぞ」と、変化を拒むメッセージを囁いてくるものなのです。
これを知った上で重要な事は「どうなりたいか」これに尽きるのです。
着地点が現実的で具体的なイメージであればあるほど、必要なことはおのずと見えてきます。
「ゴールに向かって必要な事をする。」
たったこれだけなのに、何故難しいと感じるのかは
人それぞれ「足元を繋ぐ鎖」のようなものがあるからです。
カウンセリングは、カウンセラーと共に鎖を断ち切る作業です。
鎖を断ち切りながら、前へ進むことを続けていけばいずれたどり着きます。
「こんな自分嫌だけど、努力はしたくないし怖い」
「何かを変えたいけど、変わりたくない」
このように葛藤するのはカウンセリング前~初期は自然な感情です。
しかし、変わるのも変わらないのも自分次第なのです。
「変わりたくない」「ここにずっと居たい」と望む人には、残念ながらカウンセリングはあまり効果は期待出来ません。
カウンセラーはクライエントの背中を押すことは出来ますが、選ぶのはクライエントなのです。
苦しい、助けてほしい、と思う方はまずは何か行動を起こしてみましょう。
覚悟が出来ていない状態で、軽い気持ちでカウンセリングに来てもいいのです。
その後は、迷うたびに何度も、思い描く姿や行きたい方角を私と一緒に確かめていきます。
そこで決断出来なければ、それはそれでクライエントの人生なので否定はしません。
私が唯一言えるのは、「やると決めたなら、一緒に行こう!」という事。
私の手を取るか、頑なに拒絶するかはクライエントに委ねているからです。
現在方向性に迷っている方に問います。
あなたはどんな人生を生きたいですか?
どんな自分になりたいですか?
2023年10月02日 22:47