杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

仙台の心理カウンセリング【紅葉】は、根本的な性格修正・認知修正を重視し、アダルトチルドレンのカウンセリングに特化しています。

人は弱い生き物です

「自分はなんて弱いんだ」
「自分はろくに人間関係を築くこともできない」
「弱い自分が嫌いだ」

弱さについて恥ずかしいと感じ
強くあらねばならないといった信念を持つ方は多くいると思います。

パワハラ、モラハラをする加害者側の人間であろうと、
被害者側であろうと、人はみな一人では生きていけない弱い生き物です。

「自分はだめな人間だ」と自己否定の反すうをすることも、
周囲に攻撃して自分のポジションを確かめるような人も
行っている行為は違いますが、どちらも自分の弱さから目を背ける行為です。

”自分の弱さも強さも一度、直視してみる”

弱さを認め、受け入れ、強さを過小評価するのをやめ
行動をひとつずつ変えていくことで、人の性格や考え方は変わっていきます。

「自分は絶対に変われない」と信じている方も
行動を変え、考えを修正し、良い結果も悪い結果もしっかり受け止めることで
変わっていく可能性は十分にあるということです。

回避をし続けていると
悪いことからも逃れられるかもしれませんが
変容の機会や出会いのチャンスまで失うかもしれません。

自分は何から逃げているのかな?

と自問自答してみましょう。

自分の弱さでしょうか?

失敗するリスクでしょうか?

他人からの評価でしょうか?



あなたの人生はあなたのものであり、周囲の人も、あなたも
弱い生き物です。

弱いからこそ、努力をするし
他人の気持ちをすべて読み取る超能力などないから「対話」しようとします。

弱いから、強くあろうとする
知らないから、知ろうとする

「弱いことはいけないことだ」と考えている方は
「強さ」についての定義も一度疑ってみてください。

人に頼らないことが強さでしょうか?

人の上に立つことが強さでしょうか?

尊敬される人間になることが強さでしょうか?


私が考える「強さ」とはこうです。

弱さを受け入れ、現実をしっかりと受け止めることが出来、
何かを変えたいと思うなら言い訳せずに実行する人

失敗をそのまま失敗で終わらせない人

「自分は何も知らない」という前提のもと、知ろうと努力をすること。

このような強さ、柔軟さがある人は、人の話もよく聞きます。
すべて取り込むわけではなく、知ろうとするから聞くのです。

そして、お互いの考えがずれた時に、そのズレを埋めようと、
感情的に怒鳴ったり怒りで相手にわからせるのではなく、言葉を使うことが出来ます。

それが、問題解決能力の基本であり、対話の基本です。

幼少期から「強くないといけない」「弱さを見せてはいけない」
そう教え込まれてきた人は、
「弱いのが当たり前。」と一度自分が弱くあることを許してみてください。

変容の旅はそこから始まります。
2024年07月18日 08:32