不安障害(全般不安症)の症状とカウンセリング
不安障害(全般不安症)は、日常生活に支障をきたすほどの過剰な不安や心配が続く疾患です。DSM5での診断基準はこちらです。
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複数の活動または出来事について過剰な不安および心配を抱く
患者は,その不安や心配を自己制御するのが困難で,起こる日が起こらない日より多い状態が6カ月以上にわたり続いている。
また,不安や心配に以下の症状のうちの3つ以上を伴っている必要がある:
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落ち着きのなさ,緊張感,または感情の高ぶり
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易疲労性
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集中困難
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易怒性
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筋肉の緊張
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睡眠障害
また,不安および心配は,物質使用または他の身体疾患(例, 甲状腺機能亢進症)が原因であってはならない。
漠然とした不安感、恐怖感という感情は、何かのきっかけ(本人はきっかけにも気づかない事がある)や前兆から
何かを思考し「こうなったらどうしよう」「きっとこうに違いない」という偏った認知によって生まれます。
そのため、認知を修正する認知行動療法が効果的です。
しかし認知の修正自体が難しく行動の変容までなかなかたどり着かない場合は行動療法を織り交ぜながら
フィードバックの中で偏った認知を取り上げることもあります。
仙台市内(宮城県内)の心療内科に通い続けたり、薬を飲み続けているが不安障害がなかなか良くならない
という方は実際多く、薬で症状を和らげながらカウンセリングをすることが望ましいです。
頭の中で何度も繰り返す不安、心配の言葉、一人反省会が止まらないという方は、いきなり認知行動療法を行うカウンセリングよりも
心理教育も行うカウンセリングがおすすめです。
なぜなら、不安障害は鬱を併発しやすく、繰り返す傾向があるためです。
心理教育は鬱の再発率を下げるというエビデンスもあり、
心理教育+認知行動療法(行動療法)が行えるカウンセリングルームを探してみてください。
2023年10月08日 12:25