杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

仙台の心理カウンセリング【紅葉】は、根本的な性格修正・認知修正を重視し、アダルトチルドレンのカウンセリングに特化しています。

子離れ出来ない親(毒親)について①

愛着の問題を抱えるクライエントと接する中で、子離れ出来ない親の影響を見聞きします。

そもそも「子離れ」の定義とは何なのでしょうか。

言葉の意味を調べると
・子どもを一人の人間として尊重すること
・親としての役割を降りること
・子どもに干渉しないこと
などのキーワードが出てきます。

世の中の「子離れ出来ていない親」は、「子どもを一人の人間として尊重すること」の意味をはき違えている方が多く見受けられます。

子どもを一人の人間として尊重するというのは、まずは子どもの意志を尊重することです。
意志を尊重するというのは「私はこう思う」「私はこれが嫌」「私は怒っている」このような、思考、感情を肯定することです。

「子どもの言いなりになれってことですか?」
「じゃあ、何も意見は言っていけないんですね」
「放っておけということですね」
と意見する親御さんもいますが、この意見こそが「0か100か思考」であり、客観性と自立心に欠けた不安定な価値観といえます。

本来、親離れしようとしている子どもに対してしてあげられることは「見守ること」です。
見守るというのは「決して何もしない」わけではなく、子どもが意思表示した際に正しく、子どもの心を写し続ける事なのです。

子どもの心を「あなたはこう思うのね」と、「この感情はあなたのものよ」という印をつけて映し出し、
その後は親は子供の心理をコントロールしない、というのが「見守る」ということなのです。


長くなるので、続きは次回へ。
2023年08月09日 09:50