杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

仙台の心理カウンセリング【紅葉】は、根本的な性格修正・認知修正を重視し、アダルトチルドレンのカウンセリングに特化しています。

夫婦関係でお悩みの方へ

夫と、妻と分かり合えない。

会話がない。

話し合いにならない。

話し合いをしようと何度も試みたが、いつも失敗に終わる。

正直、愛情はないかもしれないが、子供がいるので離婚するかどうか迷っている。

夫が、全く労ってくれない。妻が、話を聞いてくれず否定ばかりする。



カウンセリングに来る時にはすでに、
このような八方ふさがりの状況で、夫婦関係は破綻寸前であることが多いです。

子供がいれば離婚について自分たちの心情のみでは決めれられず、
子供がいなくても「こんなに簡単に離婚していいのか」と悩みます。

どんなパターンであろうと、本人たちの中に少しでも「出来ることなら仲良く暮らしたい」という望みがあるのなら
修復の可能性はあります。

逆に、望んではいながらも修復が困難なパターンは
どちらかが(または両方が)「相手が悪いのだから、相手さえ変わればよい」と他責傾向がある場合です。

どのような夫婦でも少なからず他責があるのが普通ですが(だからこそこじれている)
いつまでも相手の過去の言動に固執し、過去から「今」へ目を向けられず
恨みのようなものに変わってしまっている場合や
クライエント本人に発達障害や知的に問題がある場合は
いくら望んでいても修復するのは容易ではありません。

特に、暴力沙汰になってしまっている場合は緊急を要するのですが
課題を全くやらない、(特性ゆえに出来ない人もいる)
いつまでも何度も何度も同じ話をする、という場合は
カウンセリングでは力が及ばないこともあります。

しかし、先述したように
双方に「出来ることなら修復したい」という望みがあるのなら
私は本人たちの力に懸けてみたい、と思うのです。

ある夫婦相談で「修復は出来るには出来ますよ。ただ、お互いに相当な努力をしなくちゃならない」と伝えた所
「関係をよくするのに、努力しなくちゃいけないんですか?」と質問されたことがありました。

そこで、私は

「車と同じで、定期的にメンテナンスしていかないと走れなくなりますよね。オイル交換もせず、タイヤ交換もせず無理に乗っていれば壊れますよね。」
「廃車同様で見た目だけ直しても、中身を修理しなければ、誰かの手に渡ってもすぐ壊れますよね」

こんな例え話をした所、クライエントは納得して私の話を真剣に聞いてくれました。

夫婦関係もそうですが、他者との関係性を維持するには
「楽しい」とか「気楽」というポジティブな要素だけではなく
苦難を乗り越えたり、違いを受け入れ、お互いを知り、学び合い、時には諦めたり
ネガティブな要素も代償として支払わなければならない時があります。

他人同士であれば価値観が違うのは当たり前、
言葉の意味の捉え方が違うのも当たり前です。
だからこそ、苦しさもつきものなのです。

それを回避し、「よいところ」だけを受け取るということは
何事においても不可能に近いのではないかと思います。

つまり、よい夫婦関係を維持するにはお互いの努力が必要なのです。

これは、「モラハラや暴力に耐え続けろ」と言っているわけではありません。
どんなに罵声や侮辱を受けても我慢し続けるということを指しているわけではありません。

あくまでも「対等」に、お互いを尊重しあえる関係性を前提として
できれば同じくらいの比重で努力(メンテナンス)が出来る関係が理想、ということです。

カウンセリングに来る方の多くは「方法を知らない」上に
「タイミングを逃し続けてしまった」ことで、こじれにこじれ、
収拾がつかなくなっています。

こんがらがった状態で、その糸の中にいる当人が試すことは
問題を生み出してしまっている思考の枠の範疇に収まることが多く
なかなか現状を打破できないのです。

カウンセリングは、広く見渡せる立ち位置から
糸を一本ずつほぐしていく過程に似ています。

「ここをこうやって通したらほぐれそうだな」
「いっそ、ここは切ってしまって新たに糸を足したほうが綺麗になりそうだな」
「あ、そこを通すとまた絡まるよ」

こんなふうにナビゲーションしていくのがカウンセラーです。

もう何年も問題を抱えたまま、という夫婦も
新婚早々問題ばかり起きてしまうという夫婦も
結婚を考えているが取っ組み合いの喧嘩ばかりしてしまうというカップルも

ナビゲーションが必要でしたら気軽にご相談下さい。

「もう絶対にむりだ」「もう限界だ」

このような状態でも、何かの糸口が見えるかもしれません。
2024年10月11日 00:06