アダルトチルドレン、愛着障害のカウンセリング
アダルトチルドレンは幼少期の家庭環境がうまく機能していなかったり子どもらしく過ごすことが出来なかった方たちを広い意味で定義した言葉です。
一方、愛着障害とは、一対一で築き上げる愛着になんらかのつまづきが生じた場合、
誰でもなる可能性があるものです。
片親でも、両親が揃っていても、虐待があってもなくても、誰でも愛着障害になる可能性があるということです。
アダルトチルドレンと愛着障害は症状はかなり似ている部分が多くなります。
更に、そこに発達障害が加わると、より複雑になります。
臨床していると、色々な要素が重なり合い、絡みあっている、とても複雑な問題の根底にあるものが
愛着の問題であることが多いと実感しています。
全てが知恵の輪のように絡まり合っているのです。
他のカウンセリングや病院に通ったけど改善が見られなかったというケースで多いのが
ひたすら「認知」の部分のみに働きかけている治療です。
「考えすぎなんじゃない?」
「もっとこういう考えにしてみたら?」
「全然病気に見えないけどね」
「自分で気づいて治してみて」
「怒らないように自制してよ」
こんな風に言われた、という方がとても多いです。
認知の部分のみに働きかけても、心の深い部分の癒しは起きておらず
「わかっているけど出来ない!」という負のループに陥ります。
では、どうしたらよいのか?
一言で言い表すことは難しいのですが
「クライエントとカウンセラー」の関係性次第、というところがあります。
クライエントの心の奥まで、心の襞(ひだ)まで汲み取ろう、読み取ろうとしてくれるカウンセラーと出会った時。
その言葉が心にスッと入ったとき。
このような体験がクライエントの心を強くしていく源になります。
ですから、私でも万人を治せるわけではありません。
私の関わりがうまくいかず、タイミングがずれてしまえば関係性が簡単に壊れることもあるわけです。
しかし、私がいつも軸としているのは
「クライエントが生きやすくなるように」
「クライエントに必要なことであれば何でもやる」
ということ。
警戒線の強いクライエントに対しては
私に対して不満や疑問点があれば、正直にぶつけて下さい、とお話していますし、
それを受け止めてもらった体験をしてほしいと思っています。
カウンセリングとは、友人とも親とも教師とも体験したことのない体験を提供すること。
特に私のカウンセリングでは、「特別な体験」「特別な関係性」を構築するにあたり
「愛着の理論」を基礎としています。
「これまで、とても孤独だった」
「誰も私の心の奥底まではわかってくれなかった」
「誰か、助けてほしい」
そのように望んでいる方に、温かい体験を沢山体験してもらいたいと思っています。
とにかく分かってほしい、助けてほしい
誰かに見つけてほしい
そのように感じている方
今とにかく苦しくて「一人ぼっちだ」と感じている方
気軽にご相談下さい。
2024年10月19日 11:34