アダルトチルドレンの症状と克服方法
アダルトチルドレンとは、狭義の意味では「アルコール依存症の家族の元で育った子」広義の意味では「機能不全家族の元で育った子」と近年広く認知されるようになりました。
アダルトチルドレンという言葉にもあるように、「大人のような子ども」つまり
子ども時代に大人のように振舞わなければならなかった方々をアダルトチルドレンと呼びます。
アダルトチルドレンも様々なタイプがいますが、これまでカウンセリングした方の中では
他人の世話ばかりをしてしまう「世話役」の割合が多いと感じます。
その他、多かった症状はこちらです。
・他人の顔色が過剰に気になる
・他人が信用できない
・基本的に、他人は自分を傷つけると思い込んでいる
・自分に価値などないと思い込んでいる
・自分と話していても周りはつまらないと思い込んでいる
・周りは幸せそう、自分だけが孤独でどこか異常だと感じている
・他人に合わせすぎてしまうあまり無理な約束をして、結局すっぽかすこともある
・頼み事をされると断れない
・死にたいと漠然と、慢性的に思っている
・いつか人は裏切る、離れていくと思っている
・自分は性格が悪いので誰も友達になってくれないと心の底で思う
・他人の心配を心から出来ず「表面上だけ」心配したふりをする
・つかなくてよい些細な嘘をついてしまう
・外ではおとなしく従順だが身内には攻撃的になってしまう
・自分の心が軽視されたと感じると過剰に怒る
一件正反対のような症状もありますが、これらの根本にあるのは
自己肯定感の低さと他者への基本的不信感です。
つまり、アダルトチルドレンから来る症状を治すには
自己を受容することを知り、自己肯定感を育てていかなければならないということです。
自己肯定感と似た言葉で「自己操縦感」「自己効力感」などがありますが
これらは関連しあいながら、様々な経験を通して育っていきます。
幼少期の傷つき体験は消えませんし、両親も変わりません。
幼少期うまく築くことが出来なかった愛着は、親ともう一度やり直して築くことは出来ませんが
何歳からでも、愛着を修復することが出来ます。
その体験(愛着の修復)をしていただくのが、杜の都カウンセリング&セラピィ紅葉のカウンセリングです。
2023年09月09日 12:54