杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

仙台の心理カウンセリング【紅葉】は、根本的な性格修正・認知修正を重視し、アダルトチルドレンのカウンセリングに特化しています。

自分の弱さと向き合っていくには

アダルトチルドレンや愛着障害のカウンセリングを行っていると
クライエントが自分の弱さを受け入れ、痛みを伴いながらも成長していく場面に立ち会うことが出来ます。

自分の弱さを受け入れるために必要なこと。

それは「安心できる場所」と「少しの勇気」です。

今まで力を入れっぱなしで駆け抜けてきたけれど、
「ここでは完璧じゃない自分でも大丈夫」
「弱い自分でいても、素直になっても攻撃される心配がないんだ」
そんな安心感のある場所で、少し勇気を出して飛び込んでみる。

怖いけど、話してみる。
怖いけど、恥ずかしいけど、泣く。

弱さをさらけ出す場所と、それを受け止めてくれる人がいることで
人は「ジャンプ」することが出来るのです。

「ジャンプしたら受け止めてくれた」
「目隠しした状態で飛び込んだらちゃんと受け止めてくれた」

こんな経験をすることで「感じてもいいんだ」「弱い自分でもいいんだ」と思える。

前に進むにはこのようなきっかけが必要なのです。

自分の弱さを等身大で受け止めることが出来、
自分に非がある場合は素直に謝罪することが出来、
人に感謝が出来、素直に「ありがとう」と伝えられる人は強い人です。

弱いけど、強い人 です。

私の前で、この一歩を進みだした人は、言い訳をすることを徐々にやめ
人や環境のせいにすることをやめます。

なぜなら、「誰かのせいにする」という鎧が必要なくなるからです。

鎧がなくても心が傷つけられない場所があれば、窮屈な鎧を脱ぎ捨てて自由になれるのです。
自由な感じ方、捉え方をし、自由な愛情表現や適切な自己主張が出来るようになります。


時折、お客様の中には他のカウンセラーや医師から
「なんでそんなことで悩んでるの?」
「こうすればいいのに。なんでできないの?」
「あなたは普通だから、病院に来るべき人じゃないよ。普通に会話出来てるじゃん」
「怒らなければいいでしょ」
「もっと論理的に考えて、気持ちを切り替えてやってみたらいいじゃん」
「それのどこが問題なの?私は出来るけどね」「考えすぎじゃないの?」
という正論だけを一方的にぶつけられたという方が少なくありません。

発達障害や愛着障害のある方にとっては
頭でわかっていても出来ない状態であるし、
自分の捉え方がおかしいとわかっていてもポジティブな方向に歩む体力が無いのです。

今日のお話をまとめます。

”弱さと向き合っていくにはどうしたらよいのか?”

一番の近道は
・安心して自分をさらけ出せる場所(カウンセリング、医師など)を見つけること
・「怖いけど飛び込んでみよう」という少しの勇気を持つこと
です。

カウンセラーや医師を一回目から全部信じよ、ということではありません。
一度お話してみて、なんだか違うな、と感じたら無理に心の窓を開ける必要はありません。

「わかってくれた」「この人ならわかってくれるかも」
そんな感覚を少しでも感じたら、扉を開く挑戦をしてみてもよいかもしれません。
2024年08月29日 23:31