悩みのほとんどは対人関係/評価不安
この世の悩みのほとんどは対人関係だと言えるほど、私達人間は互いに影響を与え合いながら生きています。穏やかに過ごしたいのに傷つけられたり、被害に遭うこともあれば、
意図せず誰かを傷つける側に立つこともあります。
悩みの時間が長く、深刻度が高い人ほど
「他者からの評価」を過剰に気にする傾向があります。
自分はどう思われているのだろう
バカにされているかもしれない
悪口を言われているかもしれない
誰しも時には人からの評価が気になることはあるのですが
頻度が多くなったり強すぎたりすると病的になってしまいます。
他者からの評価を気にする人はよく「自分がなんなのかわからない」「意志がない」「からっぽ」と語ります。
人に嫌われること、評価が落ちることを過剰に気にするあまり
「他者が望む自分」を生きてきた結果といえましょう。
ではなぜ、他人軸で生きる性格が作られたのでしょうか。
性格、感情の基礎は主に幼少期に親との間で作られます。
中学、高校と年齢が進むにつれ、性格はより強化され固定化されていくため、
性格を修正するのであれば早いほど良いとされます。
しかし、成人以降も変わることは十分可能です。
かくいう私も元々は脆弱な性格で、評価不安が付きまとう性格でしたが
今ではあえて意識さえしなければ評価不安に晒される事もなくなりました。
対人関係の悩みの中には、評価不安以外にも
「なぜわかってくれない?」「わかってほしい」「相手に変わってほしい」という欲求不満も関わっていることが多く、
悩みを解決するには「自分はどんな欲求を持っているのか」「他人に何を望んでいるのか」など
自分について知る過程が必要です。
なぜなら、人は自分が経験したことや自分の理解した範囲でしか他者を理解できないからです。
自己理解と他者理解
自己受容と他者受容
このバランスが整って初めて
「自分らしく、他人も尊重しながら生きる人生」となるのです。
2023年11月29日 11:44