杜の都カウンセリング&セラピィ 紅葉(もみじ)|仙台の心理カウンセリング|アダルトチルドレン、不安障害、強迫性障害、夫婦修復など

仙台の心理カウンセリング【紅葉】は、根本的な性格修正・認知修正を重視し、アダルトチルドレンのカウンセリングに特化しています。

子どもを叩いてしまうという悩み②

前回の記事の続きです。

子どもを叩いてしまう
感情的に怒鳴ってしまう

このような悩みを抱えている方が何故カウンセリングへ繋がらないのか。

考えられる原因
・その方自身に愛着の問題がある
・配偶者が非協力的で相談相手がいない
・その方自身の母親(両親)との関係が不安定
・その為、客観的で正しい情報が得られづらい
・愛着の問題があると感情コントロールが苦手なので冷静に考えたり、今必要な事へと行動を移す力が弱い
・経済的な理由
・その方自身の愛着問題が深刻で、愛情自体を軽視するため「子どものためになんとかしよう」という気力そのものが失われている

前回の記事の要点をまとめるとこのような点が挙げられます。

最後の項目の「何とかしようという気力そのものが失われている」という場合
外部から働きかけてなんとかしようとするのは難しいと思われます。

私は、カウンセラーでありながら自分自身が愛着障害であり、アダルトチルドレンであるため
子どもを感情的に怒鳴ってしまったこともありますし、叩いた事もあります。
私の場合は「なんとかしたい」という気持ちはあったため様々な所へ相談に行きました。
しかし、病院も児相も支援センターも、市町村の相談窓口でも解決することはありませんでした。
結局私は自身の愛着に問題がある事を知り、カウンセリングを受ける側からカウンセリングをする側になったわけですが
子どもを怒鳴りたくなる衝動性や、自身の感情自体が混乱してしまう感覚、子どもを叱りつけた後の罪悪感も知っています。
当時の私がもっと早く、カウンセリングを受けることが出来たら・・・そう考えると
子どもを傷つけずに済んだかもしれない時間が存在しています。

もう過去は戻せないので、子どもが健全に育つよう、子どもが将来自身の力を信じて歩めるようにと
私に出来る子育てをしています。
一方、以前の私のように悩み、八方ふさがりの方が多くいる事にもどかしい想いも抱えています。

もし、経済的にカウンセリングを受ける事が可能なのであれば、是非カウンセリングを受けるという選択を
一度でいいから試して下さい。
「カウンセリングなんか受けても何も変わるわけないでしょ」と諦め、何も行動しなければ何も変わりません。
行動を起こしたら、何かが変わるかもしれないのです。

このブログを拝見している当事者の方は、一度でいいのでお話を聞かせて下さい。
私のカウンセリングルームまでは遠くて通えないという方は最寄りの「愛着問題、児童発達に詳しいカウンセリングルーム」を探してみて下さい。
(当カウンセリングルームはオンラインでも受けることは出来ますが、愛着のカウンセリングは対面がおすすめです)

このブログを拝見している方で「周りにそのように悩む方がいる」という方は
愛着に詳しいカウンセリングがあるらしい、という情報提供をお願い致します。

「無知は罪」

という言葉があるように、正しい情報を知らない事は新たな被害者を生む事に繋がるという事を
多くの方々に知って頂きたいと切に願っています。
2023年09月11日 22:40